出前館の配達員アカウントが発行されたら、配達員用アプリから好きな時間に稼働できます。ただし、初配達では「どの注文を受けるか」「店舗で何を伝えるか」「どのタイミングで配達完了にするか」が分からず、焦りやすいものです。
出前館公式が案内する基本の流れは、加盟店へ向かい、商品を受け取り、注文者へ届けて完了するというものです。実際のアプリでは、オファーの確認や店舗到着、受取、配達完了などを画面に従って進めます。
この記事では、2026年8月10日時点の公式情報をもとに、初配達前の準備、オファー受諾から配達完了までの流れ、対面・置き配・現金注文の注意点、困ったときの対応を解説します。
結論|初配達は1件ずつ画面の順番どおりに進める
初配達では、件数を増やすより、1件を安全に完了させることを優先します。
| 手順 | 行うこと | 初回の注意点 |
|---|---|---|
| 1 | アプリを起動して稼働を開始 | 通知・位置情報・通信を確認する |
| 2 | オファー内容を確認する | 報酬、距離、店舗、配達先の方向を見る |
| 3 | 受諾して店舗へ向かう | 停車してから操作する |
| 4 | 店舗で商品を受け取る | 注文・配達番号と個数を確認する |
| 5 | 商品をバッグへ固定する | 汁物・飲み物・冷温を分ける |
| 6 | 配達先へ向かう | 住所、建物名、部屋番号、要望を確認する |
| 7 | 対面または指定場所へ届ける | 現金注文は対面で受け渡す |
| 8 | アプリで配達を完了する | 商品を渡す前に完了にしない |
走行中にスマートフォンを操作せず、安全な場所へ停止して確認してください。最初から複数件を抱えず、基本操作と自分の車両に慣れてから件数を増やしましょう。
初配達の前に準備するもの
出前館公式が配達に必要なものとして案内しているのは、登録した車両、保温バッグ、スマートフォンです。実際の稼働では、次のものも準備しておくと安心です。
- 登録済みの自転車・バイク・車
- 保温・保冷できる配達バッグ
- 充電したスマートフォン
- モバイルバッテリーと充電ケーブル
- スマホホルダー
- ヘルメットなど車両に必要な安全装備
- バッグ内の仕切り・緩衝材
- 雨具、タオル、飲み物
- 現金注文へ対応する場合のお釣りと管理用品
バッグは清潔にし、商品を水平に置ける状態へ整えます。空間が広すぎると、曲がる・止まる動作で商品が動くため、仕切りやタオルで固定できるようにします。
配達用品は「Uber Eats配達パートナーに必要な持ち物チェックリスト」も参考にしてください。サービスが違っても、モバイルバッテリーやスマホホルダーなどは共通して使えます。
アプリとスマートフォンを確認する
初配達を始める前に、次の設定を確認します。
- 出前館の配達員用アプリへログインできる
- アプリを最新版へ更新している
- 通知を許可している
- 位置情報を許可している
- モバイル通信が使える
- 端末の音量とバッテリー残量が十分にある
- 地図・ナビアプリを起動できる
- 登録した車両が正しい
2026年6月23日のAndroid版更新情報では、オファーのプッシュ通知へ金額・距離情報が追加されたと案内されています。端末やアプリの版によって表示が異なる可能性があるため、古い解説画像ではなく現在の自分の画面を優先してください。
バイクや自転車で走行中に画面を注視・操作してはいけません。スマホホルダーを使う場合も、詳細操作は安全な場所へ停車して行います。
出前館配達員の初配達の流れ
1.アプリで稼働を開始する
配達員用アプリを開き、現在の画面に従って稼働を開始します。
最初は、土地勘のあるエリアで始めるのがおすすめです。駅前や繁華街でも、駐輪・停車場所が分からないと時間がかかります。店舗の入口や住宅街の道をある程度把握している場所を選びましょう。
初回は日没後や悪天候を避け、店舗名・表札・番地を確認しやすい時間帯から始めると落ち着いて操作できます。
2.オファーの内容を確認する
注文が入ると、配達員用アプリへオファーが表示されます。公式募集ページでは、店舗情報、注文者情報、お届け予定時刻が表示されると案内しています。
現在のアプリに表示される範囲で、次の項目を確認します。
- 提示報酬
- 距離
- 商品を受け取る店舗
- 配達先のおおよその位置・方向
- お届け予定時刻
- 1件か複数件か
初配達では、店舗と配達先が近く、経路を想像しやすい1件から始めます。高い報酬だけで選ばず、店舗までの移動や配達後の場所まで見て判断してください。
報酬の仕組みは「出前館配達員の報酬はいくら?」で解説しています。
3.オファーを受諾して店舗へ向かう
内容に問題がなければ、現在のアプリに表示される操作でオファーを受諾し、加盟店へ向かいます。
受諾後は、店舗名、住所、受取予定、注文を識別する番号などを確認します。ナビへ切り替える前に進行方向を把握し、走行中の再設定を避けましょう。
店舗の入口が分からない場合は、建物名、階数、商業施設の受取場所を確認します。自転車やバイクを通行の妨げになる場所へ置かず、駐輪・停車ルールに従ってください。
4.店舗到着をアプリへ反映する
店舗へ着いたら、安全に車両を止めてから、現在の画面に表示される店舗到着の操作を行います。
ボタン名やタップ・スワイプなどの操作方法は、アプリ更新で変わる可能性があります。到着前に操作したり、店舗の近くを通過しただけで反映したりせず、実際に受取対応ができる状態で進めます。
店内では、ほかの客や通路をふさがない位置で待ちます。大声で急かさず、店員へ出前館の配達であることと、アプリに表示された注文・配達番号を伝えましょう。
5.商品を受け取って確認する
商品を受け取るときは、少なくとも次の点を確認します。
- 注文・配達番号が一致している
- 袋や容器の個数が合っている
- 飲み物など別添えの商品があるか
- 袋が破れていないか
- 汁漏れや著しい傾きがないか
- 温かい商品と冷たい商品を分けられるか
密封された袋を開けて中身へ触れてはいけません。内容が見えない場合は、袋の外から分かる個数や、店員へ確認できる範囲で照合します。
受取前から破損や漏れがある場合は、そのまま運ばず店員へ伝えます。商品を受け取った後は、現在のアプリ表示に従って受取完了を反映してください。
6.商品を配達バッグへ固定する
料理は水平に置き、バッグ内で動かないようにします。
- 汁物は縦向きを確認する
- 飲み物はカップホルダーや仕切りで固定する
- 寿司・ケーキ・ピザは傾けない
- 温かい商品と冷たい商品をできるだけ離す
- 重い商品を軽い商品の上へ置かない
スマートフォンを操作する前にバッグを閉め、車両へ確実に固定します。商品を安定させる方法は「Uber Eatsの商品がこぼれない入れ方」で詳しく解説しています。
7.配達先の情報を確認して向かう
出発前に、住所、建物名、部屋番号、受取方法、注文者からの要望を確認します。
地図上のピンだけで判断せず、文字の住所と建物名も照合してください。同じ番地に複数棟がある、入口が別の道路にある、部屋番号が棟名と分かれている場合があります。
ナビの操作は停車中に行い、急いでいても速度超過や無理な横断をしません。お届け予定時刻へ遅れそうな場合も、安全を優先します。
8.対面または置き配で商品を渡す
配達先へ着いたら、アプリの受取方法と要望をもう一度確認します。
対面の場合
部屋番号と注文者を確認し、商品を丁寧に渡します。袋が複数ある場合は、渡し忘れがないようバッグ内を確認します。
現金注文では、注文者から代金を受け取り、必要なお釣りを渡します。出前館公式ヘルプでは、現金払いの注文は置き配を利用できず、必ず対面で受け取ると案内しています。
置き配の場合
注文者が指定した場所へ、倒れない・ドアの開閉を妨げない状態で置きます。
共用エントランスには置き配できないため、オートロックでは注文者に解錠してもらう必要があります。インターホンや連絡方法も、現在の画面と要望に従ってください。
アプリから写真撮影を求められた場合は、商品と置き場所が分かるように撮影します。表札、部屋の内部、通行人など、不要な個人情報を写さないようにします。
9.配達完了を反映する
対面なら商品と必要なお釣りを渡した後、置き配なら指定場所への設置と必要な撮影・連絡を終えた後に、アプリで配達完了へ進みます。
商品を渡す前に完了操作をすると、注文者への通知や問い合わせに影響します。反対に、商品を渡した後も完了し忘れると、配達中の状態が残る可能性があります。
完了後は、報酬と配達履歴への反映を確認します。初回はすぐ次のオファーを受けず、安全な場所でバッグ内の忘れ物、現金、スマートフォンの充電を確認しましょう。
初配達で失敗を減らすコツ
最初は1件だけ受ける
複数注文は、商品と届け先を取り違えるリスクが上がります。最初は1件で、店舗到着、番号確認、受取、配達完了までの操作を覚えましょう。
店舗と注文者の要望を声に出さず再確認する
店舗では注文番号、配達先では部屋番号と受取方法を、画面上で指差し確認します。周囲に個人情報が聞こえる大声では読み上げません。
到着前に完了操作をしない
「早く画面を進めたい」と思っても、実際の行動より先にステータスを変えません。到着・受取・配達完了は、それぞれ対応が終わった段階で反映します。
迷ったら停車して確認する
道や操作が分からないまま走り続けると、事故や誤配につながります。安全な場所へ止まり、住所、ナビ、アプリ表示を確認します。
初配達中に困ったときの対応
店舗や配達先が見つからない
地図のピンだけでなく、住所、建物名、テナント名、部屋番号を確認します。必要に応じて、アプリに表示される連絡方法を使います。
商品が破損・汁漏れした
自分で詰め直したり、注文者へ直接弁償を約束したりせず、安全な場所へ停車して現在の配達員向けサポートへ連絡します。商品の状態と注文を確認できる情報を保存してください。
アプリが動かない
走行中に再起動せず、安全な場所へ止まります。通信、位置情報、アプリ更新、端末の空き容量を確認し、改善しなければ配達員向け窓口を利用します。
事故を起こした
負傷者の救護と二次事故の防止を最優先にし、必要な警察・救急への連絡を行います。その後、保険会社と出前館の配達員向け窓口へ連絡します。配達を続けることを優先してはいけません。
出前館公式は、業務委託配達員の問い合わせを配達員用の自動応答チャットで受け付けると案内しています。注文中のトラブルは、一般の注文者向け窓口ではなく、配達員として案内された窓口を確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q.初配達ではどのような注文を選べばいいですか?
A.土地勘があり、店舗と配達先が近く、経路を想像しやすい1件を選ぶと進めやすくなります。提示報酬だけで判断しないでください。
Q.店舗では何と伝えればいいですか?
A.出前館の配達であることと、現在のアプリに表示された注文・配達番号を店員へ伝えます。店内の客や通路を妨げない場所で待ちましょう。
Q.袋を開けて商品を確認しますか?
A.開けません。袋の個数や外から確認できる状態を見て、必要なら店員へ不足がないか確認します。
Q.現金注文を置き配できますか?
A.できません。出前館公式では、現金払いの注文は必ず対面で受け取り、お釣りが必要な場合は配達員と直接やり取りすると案内しています。
Q.置き配は共用エントランスへ置いてもいいですか?
A.公式ヘルプでは、共用エントランスへ置き配できないと案内しています。指定場所と建物の状況を確認し、必要なら注文者にオートロックを解錠してもらいます。
Q.配達完了はいつ操作しますか?
A.対面なら商品の受け渡し後、置き配なら設置と必要な写真・連絡を終えた後です。実際に届ける前に完了操作をしないでください。
Q.初配達でアプリが止まったらどうしますか?
A.安全な場所へ停車し、通信・位置情報・アプリ更新を確認します。改善しない場合は、配達員向けに案内された自動応答チャットなどの窓口へ連絡してください。
まとめ
出前館の配達は、オファーを確認し、加盟店で商品を受け取り、注文者へ届け、アプリで完了する流れです。
初配達では、1件ずつ、店舗・番号・商品数・住所・受取方法を確認します。対面と置き配を混同せず、現金注文は必ず対面で対応してください。
アプリのボタン名や画面は更新されるため、古い画像の丸暗記ではなく、現在の画面に表示される順番を優先します。迷ったら安全な場所へ停止し、速さよりも事故・誤配・商品破損を防ぐことを優先しましょう。
登録がまだ完了していない場合は「出前館配達員の始め方」から確認してください。




